白衣の天使は飛んでいく

31歳無職、時々看護師。

緊急事態宣言!こんな時は、看護師だって自粛したいよ。

日本でもついに4月7日に緊急事態宣言がありました。"自粛を強く要請する”という形のなので拘束力はありませんが、一人一人の意識の変化に繋がるのではないでしょうか。非常事態の中で頑張るしかない看護師だって、出来るならば自粛したいですよね。

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医療従事者のリスク

 スペインではすでに1万2300人の医療従事者の感染が確認されているようです。(2020年4月6日現在)

Al menos 12.300 sanitarios han resultado contagiados en el país, alrededor del 15% de la cifra total de casos, según informaba la pasada semana María Jesús Sierra, jefa de área del Centro de Coordinación de Emergencias y Alertas Sanitarias del Ministerio de Sanidad. Aunque, como añadía, el 85% evolucionaba favorablemente y se recuperaba en casa. La explicación a que haya tantos sanitarios infectados y, sin embargo, el porcentaje de fallecidos sea menor, la ofreció Fernando Simón, director del Centro de Coordinación: “Cuando hay un sanitario afectado, todos los que están alrededor son testados y se identifican los positivos (…). El 8,8% de los sanitarios contagiados ha requerido hospitalización, mientras que entre el resto de casos la han necesitado un 42%". Es decir, que entre los profesionales, la necesidad de mantenerlos en el servicio obliga a realizar más pruebas y se identifican así casos leves o incluso asintomáticos.

記事の和訳…

 先週の保健省の医療警戒緊急事態調整センターの責任者María Jesús Sierra報告によると、少なくとも新型コロナウイルス感染者全体の約15%に当たる1万2300人の医療従事者の感染が国内で認められている。しかしながら、85%は自宅での療養で回復している。これはたくさんの医療従事者が感染しているいるが、死亡率は低いことを説明している。調整センターの長であるFernando Simónは、”感染した医療従事者がいた場合周囲の全ての接触者(同僚の医療従事者)はテストを行い、感染者のケアに当たる。感染した医療従事者の間では8.8%が入院が必要であったが、一方でその他の感染者では42%が入院が必要とされている。” 医療従事者においては医療サービスを継続される必要があるため、更なるテストを実施し、軽傷の感染者と無症状の感染者をとの判別が必要である。

引用:EL PAÍS  Cuando se pierde la vida por curar a los demás 

*この記事は4月6日に掲載された新聞記事を一部抜粋したものです。全文読みたい方は引用リンクから記事に飛べます。(スペイン語)

 

ここでは医療従事者の重症化率は他の群と比べると低いことと、医療崩壊を起こさないために(既に起こってる様に感じるが…)、医療従事者のテストを推進し感染者の判別と隔離が必要と述べています。

 スペイン国内においては新型コロナウイルスの感染者のほとんどは60歳以上の世代。

一方で、新型コロナウイルスの治療に当たるような規模の医療機関は一般的に20~40代の医療従事者によって構成されていることが多く、更には体力的・精神的にタフな人が多いです。医療従事者の重症化率が他の群と比べて低いのは当たり前です。

とは言っても医療従事者が治療に関わる中で感染し、重症化、死亡するケースはいくつも出ています。自分が感染すること、周りの人を感染させてしまうかもしれない恐怖は相当を絶するものです。

 

看護師は頑張っている

自分が看護師なので友達も看護師や医療従事者が多いのですが、最近よく連絡を貰います。

私の友達(外国人含む)は色んな地域の大小様々な医療施設で働いているので、コロナウイルの流行に伴う状況は結構違いますが、医療物資不足や院内の感染対策に不満や不安を抱きながらも、”仕事をしなければいけない”ため働いています。

平常時でさえも理不尽だったり、病識に欠けた言動を取る患者さんに対して「何だこいつ。」と思うことがあります。*思わない人もいるのかな…。

”不要不急の行動”が原因となり新型コロナウイルスに感染する人への治療を実際に行う医療者従事者の気持ちを察することは容易です。

本当に頭が下がります。

 スペインで新型コロナウイルスの感染が拡大してから1か月経過していますが、夜20時の医療従事者への感謝を伝えるための拍手は今も続いています。

一方で、差別行為が起こってるというニュースもありました。

例えば…

駐車していた医師の車に落書きする。

家(シェアハウス)を追い出される。

近所の人に暴言を吐かれる。

患者と接し、感染するリスクが高い医療従事者と関わりたくないという人がいるそうです。更にこのような行為は医療従事者だけでなく、スーパーの店員であったり、外出禁止中でも仕事をしている人に対しても起こっているようです。

今スペインは必要最低限の外出以外は禁止されていて、殆どの人が自宅で過ごし同居している人以外との接触を断っています。この生活も潜伏期間(自己隔離が必要な期間)である2週間を超え、これから発症する人達は外出禁止令発令後に感染した可能性が高いため、「外出を制限しているのに、彼らからコロナをうつされたらたまったもんじゃない。」という考えがあるのでしょう。

外出が出来なくても自宅で不自由なく暮らせるのは、全ては”通常の生活”が営めるように働いてくれる人がいるからなのに…。その人達だって安全な家の中で過ごしたいと思っているかもしれません。

過剰な不安は自分を苦しめるだけでなく、他の人をも傷つける可能性があります。

自分の知る範囲見える範囲だけでなく、違う環境や状況にいる人がいる事を忘れない様にしたいです。 

 

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 看護師として現役で働いている時、9割方「疲れたな、しんどいな。」と思っていました。でも患者さんから「ありがとう。」と言われると、心と体が軽くなってもう少し頑張ろうという気持ちになれました。ありきたりだけど、本当です。

今も働く皆さん、ありがとうございます。

 頑張ってくれて、本当にありがとうございます。