白衣の天使は飛んでいく

31歳無職、時々看護師。

看護師なのに介護のお仕事はだめ?単発派遣の介護業務案件について。

単発派遣看護師の求人の中でも”介護士業務案件”はかなりの割合になります。この介護士案件は派遣先によって業務内容がなかり違います。よくあるパターンの介護職での単発派遣の1日を紹介します。

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 看護師なのに介護?

私が単発派遣看護師を始めた2016年と比べて介護士業務求人はとても増えました。

高齢者の在宅(施設入所含む)医療、介護の推進により、在宅領域の求人途切れることはありません。

この領域を構成するのはほとんどが介護職の人達ですが、有料老人ホームなど居住型施設は一定の医療行為が行えることを謳っている所がほとんどなので、入居者の人数に対して必要な数の看護師が配置されています。

”生活支援と介護ケア”と医療行為は介護士と看護師で完全分業制で、看護師は一切介護業務を行わないという施設もあります。

 介護士が看護業務を行うことは違法になってしまいますが、逆に看護師が介護業務を行うことに何の問題もありません。

介護職は看護師以上に人手不足…。

そこで白羽の矢が立ったのが派遣看護師です。

 どういう経緯で単発看護師派遣と介護職求人が繋がったか明確な理由は知りませんが、確実に人員を確保したい施設側と求人を増やしたい派遣会社にとってはお互いの利害が一致する関係なのでしょうね。

私も今は単発派遣看護師の仕事の半分は介護業務案件です。*現在は仕事していないけど。

 単発派遣の依頼をする派遣先は派遣看護師が来ることを見越してシフトを調整していますが、「もはや常勤での人員確保を諦めているのでは…?」というような所もあります。当日行ってみると、職員の半分が派遣看護師ということもありました。

 

介護業務は不人気?

介護業務の求人があるのは主に有料老人ホームデイサービスです。

 有料老人ホームでは同じ日に看護師求人と介護業務求人が出ることもよくあり、こういう場合は看護師求人から埋まっていきます。

 理由は簡単、介護業務の方が肉体労働だからです。

でも介護業務の求人が全くの不人気という訳ではありません。

・時給が看護師求人より高い。

・医療業務(責任が問われる業務)がない。

・求人数が多い。

これらのことから好んで介護業務をするという派遣看護師も多いです。*単発派遣で生計を立てている人は特に。

デイサービスでは看護師求人でも介護業務の求人でも、両方の仕事をしてもらうと注意事項に明記されていることも多いです。

 「看護師なのに介護…?」と思うかもしれませんが、派遣看護師という責任が全て自分にかかる環境で医療行為をすることにリスクを感じることもあります。それに、看護師として働くよりもお給料が良かったら介護業務を選んでもおかしくありません。

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介護のお仕事

求人は有料老人ホームが中心です。

派遣先によっては仕事内容が異なるのですが、基本的には利用者さんの1日のスケジュールに沿って仕事をしていきます。

利用者さんのスケジュールは3度の食事やおやつの時間など、集団生活を送る学校の様に決まっていて大体どこの施設も同じです。

 【有料老人ホームの1日】

 9時00分 仕事開始

10時00分 お茶の時間、体操の時間(+排泄介助)

11時30分 お昼ご飯、食堂に移動

12時30分 利用者さん部屋に戻る

14時00分 排泄介助

 15時00分 おやつの時間

17時00分 夜ご飯、食堂に移動。

18時00分 勤務終了

大体勤務時間は9時~18時まで。

勤務開始後すぐに利用者さんの清潔ケアに入って車椅子へ移乗します。

入浴がある日は午前か午後のどちらかはお風呂場にいることが多いです。

食事やおやつの時間を見計らって起こしたり寝かせたり、 スケジュールの合間の時間には洗濯物を畳んだり、シーツ交換をしたりスタッフさんからの指示に従って働きます。

ちなみに指示を出すスタッフさんはその日のリーダーさんである場合が多いのですが、たとえ同じ派遣先でも指示を出す人によって大変さは変わります。

”派遣にはがっつり仕事をしてもらう”と考える人と、”手が空いている時は少し休んでいてもいい”と考える人がいるからです。

当日に行ってみないと、どんな一日になるかは分かりません。

行ってみて驚いた日は…

・1日居室掃除

・1日シーツ交換

・午前・午後入浴介助

ほぼ見守りだけ。

 居室清掃とシーツ交換は食事介助以外で利用者さんと関わることはほぼありませんでした。生活支援は介護業務の大切な仕事の一つですが、1日中となると清掃業者さんになった気分がしました。時間指定がない場合や出来る範囲でよい場合は自分のペースで進められるので楽と言えば楽です。

一番つらかったのが見守りだけだった時です。 

 その派遣先は移乗や排泄介助は基本的にはスタッフさんがするため、スタッフステーション前のフロアにいる利用者さんの見守りをしていてほしいと指示がでました。

数名の車椅子に乗った利用者さんは動くわけでもなく、テレビを見たりうとうとしたりしていました。初めて会った名前も知らない利用者さんとの会話は中々弾みません。そもそも話好きなか、どの程度の認知機能があるのかも分からないのです。

数十分ならいいのですが、お昼前から勤務が終了する19時30分まで(*始まりが遅かった。)食事やおやつの時間を挟んで数時間となると、何もしていないのに疲れてしまいました。

これは何もしていないのに(*見守りはしているけど)お給料が発生しているわけなので”楽な仕事”なのかもしれませんが、その派遣先をリピートしようという気持ちにはなれませんでした。

単発派遣では自分に合わないと思えば、その派遣先に二度と行く必要はありません。

「毎回派遣先が違うのはちょっと…。」

という人は同じ派遣先をリピートすることがおすすめです。

同じ派遣先で週に1回以上単発派遣の仕事をしている派遣看護師さんもいます。利用者さんのことを覚えて仕事が出来るので安全だし、スタッフさんも説明を省けるので助かります。

ただ、「リピートしてもいいかな。」と思う様な派遣先は、他の人も同じ様に思っている場合も多いので希望の日に単発派遣の仕事が出来ないこともあります。

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ゆっくり利用者さんと話しをしたり、ゆったりとした時間を過ごしたいという人には介護業務案件はとてもいいと思います

 単発派遣の仕事中に絶対に避けたいのがアクシデントの発生です。

医療行為をしないということはアクシデントに関わるような機会を減らすことにも繋がります。それだけでも介護業務の求人を選択する理由の一つになります。

 看護師なのに医療行為をしないなんて勿体ないと思うかもしれませんが、単発看護師派遣の一つとして介護業務の案件も検討してみて下さい。