白衣の天使は飛んでいく

31歳無職、時々看護師。

看護師ならワーホリのために仕事を辞めても大丈夫。悩むより行こう。

「ワーホリしている看護師さん多いね。」とよく言われるのですが、それは看護師がワーホリや語学留学などで長期間日本を離れて生活することが支障をきたさない職業であるためだと思います。なぜ看護師はワーホリ向きなのが、実体験を踏まえてその理由をお話しします。

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海外へ行くアクティブな看護師

まず私自身が看護師であり、現在ワーホリ中です。

今はワーホリビザを取得してスペインで生活していますが、2017年からカナダ、メキシコ、グアテマラに申請不要の観光ビザで長期滞在したり、中南米を旅行したり、日本に帰国して働いたりしながら現在に至っています。

【出会ったアクティブな看護師】

・カナダにワーホリに行った職場の後輩。

・オーストラリアに行った職場の後輩。

青年海外協力隊に入り南米に行った職場の後輩。

・日韓を行き来している看護師。

・インドが好きで毎年数か月滞在する看護師。

・出会った世界一周中の看護師。

これはすぐに思いつく実際に私が出会った看護師をしている人達ですが、他にもワーホリ中の友達の友達が看護師であったり、派遣看護師の仕事をしている時には「以前の派遣看護師もよく海外に行く人だった。」と話しを聞くことが多々あります。

前提として、私自身が”アクティブな看護師”であるから同じ思考の人と出会いやすいことも関係しているでしょう。

私が出会った日本で看護師をしていたワーホリメーカー、語学留学生、長期旅行者の人達の年齢は20~30代で看護師としての経験も様々でした。これは年齢を問わずに新たな環境にチャレンジしていることを表していると思います。

仕事を退職してまでやりたいことには様々なものがありますが、ワーホリを一例にとって看護師がなぜ変化の大きなチャレンジに適しているか見ていきましょう。

 

看護師がワーホリ向きな理由

以前ブログに書いたようにワーホリをすることにはメリットとデメリットがあります。

メリットよりもデメリットの方が大きいほど行動を起こす時に勇気が必要で、決断に至らないということも多いでしょう。

【ワーホリによるデメリット】

・仕事を辞めなくてはいけない。

・再就職が大変。

年功序列制度から外れる。

・変わった人と思われる。

単にワーホリだけではなく、日本を離れてある程度の期間を過ごすことによるデメリットと考えてよいでしょう。

しかし、これらのことは看護師にとって決断の妨げにならないことが多いのです。

【デメリットでない理由】

仕事を辞めなくてはいけない。

 そもそも仕事辞めたい。まだ正規職員として病院で働いていた時、久しぶりに会う看護師の友達との話題は基本的に仕事の愚痴。誰にでも仕事辞めたいと思うことはあるが、実行に移しがち。

再就職が大変。

 いつでも人手不足。就活簡単。病院・クリニック・高齢者施設など、働く場所がたくさんあり、再就職が簡単だから退職することに不安を感じない。

年功序列制度から外れる。

 年齢ではなく経験重視。後経験年数で判断される。社会人経験後に看護師となったり、ブランク明けで新人として30代が新入職することはよくある。

変わった人と思われる。

 看護師フィルターがある。よほど常識から逸脱した行動をしない限り、社会的信用は保たれる。

看護師間の社会ルールは、企業に勤める方々のそれとは少し違います。このことだけを見ても、看護師にとってワーホリすることのハードルが低いことが分かるのではないでしょうか。 

 

看護師がワーホリに抱く不安

 恐らく、ワーホリに興味を持つ30歳以下の看護師にとっての大きな不安は、ブランクと再就職(職場の人間関係)についてでしょう。

 私も同じ不安を抱えていました。

病棟異動を経験せずに卒6になってしまった私は、そもそも他の診療科で働く自信がありませんでした。そこにブランクが加われば新人同然、また一から勉強をしなくてはいけなくなるのではないかと深刻に悩んでしました。

でも、はっきりと言えます。

そんな悩みは不要!全然問題ない!

 この理由を私の経験をもとにして具体的に説明します。

 

 【退職は大変でも就職は簡単】

 まず初めに、まだ一度も退職を経験していない看護師さん達に「円満に退職することはかなり大変だよ。」と伝えたいです。

希望を出してもすぐには退職できずにイライラすることもあるでしょう。ですが、「辞めるんだからどうでもいい。」と思わずに、”出戻り”出来るように良好な関係を築いておくことをおススメします。

経験年数によりますが、再就職は比較的に簡単です。

私は2016年年末に常勤を辞めてからカナダや中南米に数か月単位で滞在し、日本で数か月働くと言った生活を繰り返し行っていますが、毎回すぐに仕事が見つかります。

今の生活スタイルが気に入っているので、日本では中長期の派遣看護師として仕事をしていますが、常勤雇用の求人数も多いのです。常勤として働きたい方も仕事は見つかりやすいのではないでしょうか。

 

【ブランクがあっても忘れない】

 ワーホリや語学留学などで日本を離れる場合、数か月~1年間で帰国を考える人が多いです。この場合、ブランクは準備期間なども入れて1年強。

私の最長ブランクは1年2か月。

ここで心配になるのが、看護技術です。

初めて退職から1年2か月。自分の看護技術を不安に思った私は、退職した病院に出戻って非常勤として働かせてもらいました。

勤務初日から一人で受け持ちをすることになったのですが、自分が想像していていた以上に仕事をこなすことが出来たし、採血等の看護技術が落ちたとは感じませんでした。退職前とは違う病棟で働くことになったのですが一緒に働いていた師長や先輩、同期もいたので心細くなかったし、他の人とも良好な関係を築きながら約半年非常勤として働きました。

 この経験を通して、ブランクがあっても看護技術を忘れることはないこと、新しい職場環境でも上手くやれそうと思うようになりました。

これを意図して”円満に退職したかった”わけではなく、出戻るつもりはなかったのですが結果的にとても良かったなと思っています。

その後はブランクを挟みながら高齢者施設やクリニックで働きました。施設やクリニックは基本的な看護技術のみが求められ、こういったものは忘れないので問題はありません。

 

【第一線に戻るなら覚悟は必要】

とはいっても、 ブランク明けで臨床に戻りたいというのであればある程度の覚悟が必要です。

例え看護技術に問題がなかったとしても、急性期のスピード感や仕事量に慣れるまでには少し時間がかかります。さらに夜勤もするようになれば、交代勤務の生活スタイルになれるのも大変です。ですが自転車の乗り方を忘れないように、体は覚えているのでそこまで不安に思わなくても大丈夫です。

医学の進歩により治療方法が変わったり、知らない器械を使うようになったり、薬が変わったり、こういった所は避けられないので地道に勉強するしかありません。

私は正直にいって、数か月間働くだけなのにこのような努力をしたくないので自分が働きやすい環境を選んで仕事をしていますが、年単位で日本にいるならば臨床に戻ってもう一度勉強したいと思います。

 

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看護師の資格と経験は日本での生活を保障してくれます。せっかくワーホリに興味を持ったなら、勇気をもって挑戦してみて下さい。その経験は人生をより豊かにする特別なものになるはずです。